2004-08-29 (Sun)
やっぱJazzでしょ その3
高2の夏からの1年間は、2日もJazzを聴かないともう禁断症状が出て3日間は絶対我慢できなかった。
最初のうちは「ビレッジゲート」に通いつめていたけど、やがてもっと色々なJazzを聴きたくなって新宿のJazz喫茶を軒並み訪ね歩きはじめたりもした。
人気盤は何処でもかかるけど、それでもお店によってセレクトされる曲の傾向は異なっていたからね。
二幸(今はアルタだね)の裏の路地にあった「DIG」、ビルの1階には今も相変わらず営業している「アカシア」というロールキャベツが安く食べられることで人気の洋食屋さんがあってその横の狭い階段を上っていく店だった。
この店の雰囲気は、高校生の僕にはちょっと敷居が高くて座禅でも組むぐらいの覚悟で扉をあけたものだった。
その内、紀伊国屋の地下にオープンした姉妹店の「DUG」はもうちょっとカジュアルな感じがしてとてもお気に入りになったけどね。
駅から歌舞伎町に向かう道、都電通り(靖国通り)にぶつかる手前の左手には地下に潜る「びざーる」があり、都電通りに面しては「木馬」があった。歌舞伎町には他にも「ポニー」や「ジャズビレッジ」「ベビーグランド」・・・、ほんとに当時の新宿にはいったい何軒のJazz喫茶があったんだろうと思う。
ドルフィーはもちろんのこと、コルトレーン、マイルス・ディヴィス、ソニー・ロリンズ、クリフォード・ブラウン、スタン・ゲッツ、ビル・エバンス、マッコイ・タイナー、ハービー・ハンコック、セロニアス・モンク、フィニアス・ニューボーン、レッド・ガーランド、ミンガス、ロイ・ヘインズ、エルビン・ジョーンズ・・・。
とにかく聴けたものはすべてありがたく雑食していた日々だった。
そして、もともとは合宿部活費を捻出するために始めた夏冬休みのバイトのギャラと親からもらう小遣いのほとんどすべてはJazz喫茶代とまだステレオも持っていないのにLP盤に消えていった。
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