2005-03-07 (Mon)
THE BILL EVANS ALBUM (やぱJa その13)
![]() | Bill Evans Album (1996/08/27) Bill Evans 商品詳細 |
先週、久しぶりに仕事で都心に出かけた帰り道、渋谷のHMVに立ち寄った。上階にあるJazzフロアは僕の行動範囲の中ではいちばん品揃えが豊富だし、今時どんなのが流行ってるのかタップリ試聴もできるから1クールに1回ぐらいは覗かせてもらっている。
今はモノは必要最小限にすることを心がけてるから、ヒヤカシだけでCDもなるべく買わないようにしているんだけど、どうしても聴きなおしたいアルバムもあって3回に1回は何かしら手にしてしまっている。LP盤時代の僕は、欲しいものがあったらとりあえず買っとけ&コレクション主義で40の声をきく頃には1000枚を超えるお皿の重みで押し潰されていたし、その約2/3は針を落としたのがせいぜい2〜3回というおバカさんだった。
40を機に手元に100枚だけ厳選して残りはディスクユニオン行にしたんだけど、その100枚ですらプレーヤー不調をきっかけに聴かなくなったのが現実だった。その有り様を見て5年ほど前、離れて暮らしている娘が形見代わりにもらっておく(爆)と引き取っていったのだけど、いざそうなると寂しいもんでいつしかCDを買うようになっていた。
で、肝心のビル・エバンスの話なんだけど、この100枚を選んだ時、僕が残したエバンスのリーダーアルバムは、
1.Waltz for Debby
2.At Shelly's Manne Hole
3.Sunday At The Village Vanguard
4.At The Montreux Jazz Festival
5.Montreux II
6.Interplay
7.THE BILL EVANS ALBUM
この7枚だった。日本じゃエバンスのピアノはマイルスのペットと並んで人気の双璧だから何をとっても名盤、これまた名盤(笑)でございますからワタクシごときの今さら講釈なんぞはさておき、この1から5もピアノ・トリオの真髄というわけでいわゆるJazzに浸るには恰好の素材であることは間違いない。
ところが僕の場合、この7枚すら手を離れて以来いちばん寂しく感じたのが7の「THE BILL EVANS ALBUM」がないことだった。
このアルバムはエバンスが長らく席をおいていたヴァーブからCBSコロンビアに移籍した第1弾アルバムで '71年の録音、エバンスがエレクトリックピアノを駆使した数少ないアルバムの一つだ。発売当初、巷では必ずしも絶賛モード全開じゃなかったと記憶しているけど僕にとっては "これぞ待ってたよぉ〜" てなツボで久しぶりにエバンスにトキメキとスリリングさを感じた作品だった。
およそ、いくら繊細でリリカルなピアノタッチと技巧から生みだされる匠の銘酒のごとき音であっても、どのアルバムも同じような曲とメンバーで繰り返されていればいささか飽き模様というわけで、そんな時、眼の前に現れたのがこのアルバムだった。'71年は僕にとって何となく時代の節目みたいなとこで、エバンスのエレ・ピはとても斬新な印象を受けたし同じ曲を聴いてもまったく新しい発見があった。
ところがこのアルバム、いざCDで買いなおそうと思うと少なくとも僕の行動範囲の中では何処にも無い! CBSもマイルスのアルバムは力を入れてリリースし続けているけどエバンスのコレは無い! リバーサイド盤やヴァーヴ盤のエバンスは山ほどあるけどコレは無い! アマゾンの輸入盤も欠品。
てなことで半分アタマの中からオフしていたこのアルバムをこの日、HMVで発見したという次第。しかも "ブルーノート1500" の好影響か "Jazz Masterpieces 1500" と称した期間限定1500円盤。すかさずゲットして熟聴しております。
う〜ん、シアワセ。
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