2004-08-26 (Thu)
やっぱJazzでしょ その1
@新宿歌舞伎町 DiMAGE Z1僕たちの世代のミュージックライフは、ほとんどの場合ビートルズとグループサウンズとフォークソングから始まっている。
J-POPなんて洒落たネーミングはなかったけど、今の若い人たちと同じく当時は演歌なんてとても聴けたもんじゃなかった。
僕もご多分にもれず、せがんで買ってもらったギターを抱えて、友だちと一緒にとっつきやすかったフォークバンドの真似事をしていたこともある。
その頃はLP盤なんて中学生や高校生の子供の手が出る値段じゃなかったし、ステレオなんて夢のまた夢だった。テレビも今みたいに深夜までやっていなかったし、音楽番組も少なかった。それにチャンネル権は絶対的に親の手にあったから子供の自由にはならなかった。
で、情報源はもっぱらラジオ、家族が寝静まった後、勉強するって言いながらラジオの深夜放送に耳を傾けている毎日だった。
TBSのパックインミュージックとか文化放送のセイヤングなんてのを、その日の出演DJやその日の気分で切替えて夢中になって聴いていたけど、僕の場合、高校2年になった頃にはちょっと飽きがきていた。
そんな時、ラジオのチューナーを回していて発見したのが「ラジオ関東(今はラジオ日本というのかな)」という局で、記憶は定かでないけれど、たしか深夜12時頃やっていたJazz番組。モンティ本多(本多俊夫)さんのDJで「ミッドナイトジャズ」って番組だった。
オープニングに必ず流れるのは、チコハミルトン・クインテットの"ブルーサンズ"という曲で、まだメジャーになる前のエリックドルフィのクールなフルートの響きに、これから始まる数十分の幸せを感じていたものだった。
この番組で僕は、Jazzの初手から勉強させてもらったし、すっかりModern Jazzの魅力にはまりこんでしまったんだ。
その内、世の中にはモダンジャズ喫茶、通称ダンモという場所があることを知って、それ以来、僕の高校生活の放課後は、バスケの部活をとるか、通学経路のちょうど半ばにあった歌舞伎町をとるかを常に迫られることになったんだ。
当時の歌舞伎町はJazz喫茶が隆盛を極めていて、路地小路のそこかしこで、犬も歩けば・・・状態だった。
高2の1学期の終わり頃、前から調子の悪かった僕の膝は水がたまるようになっちゃって、夏の合宿を前についに手術。幸か不幸か部活リタイアとなってしまった。
それからは、坂道を転げるようにダンモ一筋。(って、例えが違うか)
夏休みが終わって2学期が始まっても、補導に引っ掛からなかったのが不思議なくらい学生服姿のまま歌舞伎町のJazz喫茶に入り浸っていた。
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